顧客の信頼度を高める?注目のブロックチェーン技術

2019.11.05

ビットコインの中核技術であることから注目され始めたブロックチェーンは、近年では暗号通貨とは別に重要な技術として活用され始めています。

「顧客の信頼度を高めるとは?」

「ブロックチェーンって本当に信用できるの?」

など、疑問を持つ方も多いと思います。

まずは、ブロックチェーン技術が一体どういうものなのか見ていきましょう。

ブロックチェーンの誕生

弊社のサービス『B-marriage』の中核技術としても使われているブロックチェーンは、2008年にサトシ・ナカモトという正体不明の人物が、仮想通貨の論文を発表したことで誕生しました。ビットコインにブロックチェーンの技術が使われており、その技術が他に応用できるということでブロックチェーン技術が注目され始めました。

ブロックチェーン技術とは?

ブロックチェーン技術とはデータ管理システムにおけるネットワーク形態の一種です。

従来のデータ管理システムは中央集権型システムと呼ばれ、取引データの全てを管理者であるサーバーが管理しています。

しかし、ブロックチェーンにはその管理者が存在しません。必要がないのです。取引データを管理者を通さずユーザー同士で管理しているというわけです。

だからといってなぜ、改ざんが不可能なのか?

改ざんが不可能と言われる理由

ブロックチェーンでは、ネットワーク内で発生した取引記録を「ブロック」という塊に格納します。それらのブロックには取引記録に加え、1つ前に生成されたブロック内のハッシュ値(情報をまとめたものを暗号化したもの)と言われる情報も一緒に記録されています。そのブロックは時系列に沿って並べられることから、ブロックチェーンと呼ばれるようになりました。

ブロックチェーン上の記録は1方向にしか記録をつなげていくことはできません。もしも、ブロック内のデータを改ざんしようと試みた場合、当然ブロック内のハッシュ値も変わります。1方向にしか記録をつなげていくことの出来ないブロックチェーン上で記録をさかのぼって改ざんすることは不可能であり、一度書き込まれた記録は変更することが事実上不可能と言えます。

また、記録の複製を分散させることでデータの整合性を保つ仕組みがデータをオープンにでき安全なのです。

つまり、分散管理型システムでみんなで監視をしている仕組みになります。

顧客データ改ざん排除

例えば、銀行には預金者の取引データが、お店にはポイントカードの履歴データなどたくさんの顧客データが集まってきます。そのデータを分析し、サービス向上のために役立たれるのならいいものの、個人の資産データが流出したり、書きかえられたりする可能性もあります。書きかえられ上書き保存されると、いつどこで不正が行われたのかわからないくなってしまう恐れがあります。ブロックチェーンはそうした可能性を排除する仕組みを持つため、むしろデータ流出などの可能性は法定通貨よりもビットコインの方が低くなります。

ブロックチェーンと決済と送金

お金を管理する中核部分となっている銀行も、ブロックチェーン技術を活用することで、取引履歴の全てを暗号化し、1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を半永久的に維持します。

データの破壊や、改ざんが極めて困難なことから顧客の信頼度も高まることでしょう。

また、決済や送金に関しても銀行などの中央機関の仲介を必要とせずに、時間に制限なく国内外での取引を迅速に低い手数料で可能とします。ですので実際に銀行や保険会社がスタートアップと連携し事業を進めていくケースも増えてきていると言います。

ブロックチェーンとチャリティー

慈善団体への一般的な苦情には、慈善活動の非効率性や寄付金の行方の不透明性に関するものが多いとされています。

通常、寄付金は街頭で直接、あるいは銀行振込、クレジットカード払いなどで行われるが、これらは最終的に現地へ届くまでに様々な手数料によって目減りする。しかし、ブロックチェーン技術を使うことで究極的に手数料を減らし、寄付金の追跡を行うことで、用途を透明化し、効率化が可能となります。

実際にビットコインをベースにした慈善団体のBitGive財団は、ブロックチェーン技術を活用し、寄付金の行方を援助者に見せている。これによって、寄付金の不正利用がないことを証明し、援助者の信頼度を高めています。

まとめ

ブロックチェーン技術を応用し始めている業界はもちろんこれだけではありません。事実上データの改ざんが不可能とされており、記録データをオープンにできるということからサービスの利用者や援助者の信頼度を高めています。となると、今後はさらに多くの領域に影響を及ぼすことになるでしょう。