ブロックチェーン婚でスムーズな結婚生活になるのか?

2019.11.08

近年世界では、仮想通貨を構築する技術であるブロックチェーンを使った様々なサービスが開発されています。「結婚」を可能にするサービス、弊社の『B-marriage』もブロックチェーン技術を使っています。

それではまずは、最初のブロックチェーン婚から見ていきましょう。

永遠の誓い

ブロックチェーンを使った最初の結婚は、14年10月5日にデビット・モンドルスとジョイス・バヨカップルによって、世界で初めて『ブロックチェーン婚』が果たされました。舞台はフロリダ州オーランドのディズニーワールドでプライベートなビットコインのイベントの中で催行されました。夫婦はQRコードをスキャンし、承認、その後QRコードは、ビットコイン・ブロックチェーンに直接書き込まれた。そうしてビットコイン・ブロックチェーン上に婚姻情報を記録したのです。

『人生は永遠ではなく、また死が我々を分かつだろうが、ブロックチェーンは永遠だ。』永遠の愛をここに誓ったという訳です

他にも、2016年7月にビットコイン活動家のオレス・スロボデニュクとイリーナ・ドゥクノヴスカヤのブロックチェーンでの結婚や、2018年1月に日本でもブロックチェーン上に”We got married!”と結婚を書き込んだ例もあります。

このように、今後はこのブロックチェーン上に婚姻を登録するカップルの数が増大すると予想され、プラットフォームの中には、婚姻登録だけでなく、婚姻契約として家族生活の条件なども自由に盛り込みスムーズな結婚生活が予想されます。

スマートな契約

『スマートコントラクト』聞いたことのある方も多いと思います。その名の通り、コントラクト(契約)をスマートに行えるコンピュータプロトコル(プロトコルはコンピューターネットワークで通信を行うための手順や約束事)のことです。

スマートコントラクトには第三者を介さずに契約の条件確認や履行までの一連の流れを自動的に処理できるという特徴をもっています。決算期間の短縮や不正防止、第三者(仲介者)を介さないことによるコスト削減にも寄与すると期待されており、各国で取り組みが行われています。

ブロックチェーン上でスマートコントラクトを利用すると、事実上改ざんが不可能とされており契約の保証がされるうえに人を介することなく執行できます。

スマートコントラクトを活用した結婚生活

2017年10月にロシアで最初のブロックチェーン婚をしたヴァジ・リリファノヴスキとアラ・タチェンコは、お互いの仮想通貨貯金を統一し家族予算としました。My Wishプラットフォームを利用することで、夫婦の蓄積がスマートコントラクトによって統一されます。

他にも、ブロックチェーンで婚姻契約をした例があります。「婚姻同意書」(婚姻するにあたり、夫婦の共有財産の範囲や家族生活の分担等をあらかじめ決めておく同意書)には、例えば、買い物の頻度や、家事、自宅で行う雑用などの分担など同居の条件が述べられました。

この契約は、メッセージを送信後契約が有効になりスマートコントラクトに2人の契約として記録されます。

日本では一般的ではありませんが、世界では結婚前に2人の財産をどのように共有するか事前に取り決め、契約を交わしておくことがあります。たとえば、イーサリアムのウォレットへ夫婦の双方が毎月の最終日に生活費として決まった額を送るように契約しておくことも可能です。

もしも離婚する場合もスマートに?

仮に、離婚する場面が生じたとします。その際に、離婚手続きを自動的に進めるための条件を規定でき、その際は公証人を必要とせずに手順を簡素化出来るため費用対効果が高く、裁判所や登記所の負担も軽減、離婚に費やす労力を最小限に抑えることが出来ます。

まとめ

このようにブロックチェーンで永遠の結婚というロマンチックな印象とは別に、ブロックチェーン上でスマートコントラクトを使用することで家計の管理や婚姻前や解約解除時の手続きなど手間や費用をかけづにスマートに執行できるという一面もあります。

今後様々な分野で、契約等をこのブロックチェーン上に記録する社会基盤が確立されていくと予想されますね。